あっという間に11月に入り、今年も残すところ一か月と半分近くになりました。ここ南会津は朝晩の冷え込みがぐっと強くなり、標高の高い山や峠では積雪も観測されはじめました。そこでNTレンタカーでは、お車の早めのタイヤ交換をおすすめします。雪が降っていなくても路面が凍結していることは十分考えられるので、早めにタイヤを交換しておくことによっていざというときに慌てなくてすみます。ところでスタッドレスタイヤには「プラットホーム」とよばれる冬タイヤとして機能できる最低限の溝の厚みを教えてくれる目印があるのをご存知ですか?

どのスタッドレスタイヤにもこの印は付いていて、タイヤの周囲4~6か所にあります。新品時はタイヤの溝があるのでこの印は溝の奥にあるように見えます。しかし溝が減ってくるとだんだんとプラットホームが見えてきて最終的にはタイヤの溝と同じ位置になります。(プラットホームの高さは新品時の溝の約50%)この時が俗に言うスタッドレスタイヤの交換時期です。あとは夏に履きつぶしてしまうか、それとも廃棄してしまうかになります。(ちなみにプラットホームのほかに夏タイヤにもある、そのタイヤの使用限界を教えてくれるスリップサインがスタッドレスタイヤにもあります。スリップサインはタイヤの溝が約1.6mmになると出てきます。スタッドレスタイヤでいうとプラットホームが表れて、その次にスリップサインが出るような形です。)ここで一つ注意点があります。タイヤの溝がまだまだあってもスタッドレスとして機能しにくくなってしまうことがあることです。どういうことかというと、どのタイヤにも製造された年があります。その年が2~3年前と6~7年前ではタイヤの性能がかなり変わってきます。なのでたとえ溝のあるスタッドレスでも凍結路面や積雪路面で効きにくくなってしまうのです。では今のタイヤがいつ作られたのか?実はタイヤの側面を見れば一発で分かってしまうんです。

夏タイヤ、冬タイヤに関わらずタイヤの側面(外側)には必ずこのような4桁の数字が刻まれています。(最初のローマ字は無視)この数字の見方を覚えると一発で製造年がわかります。まず最初に右側二桁を見ます。(上記の写真だと09)これはこのタイヤが製造された西暦の末尾二桁を表します。上の写真だと「09」なので「2009年」ということになります。そして4桁の数字の左側二桁はその製造された年の何週目に作られたかを表します。再び上の写真を見ると「23」なので「2009年」の「23週目」、つまりだいたい「5月下旬~6月上旬頃」に製造されたと分かります。このように自分のタイヤがいつ作られたものか知ることができます。地元のタイヤ屋さんに聞いたところ、スタッドレスタイヤの寿命は作られてから5年が限界ということでした。5年を過ぎるとたとえ溝がしっかりしていてもゴムが固くなっていたり、目に見えないひび割れなどができやすく、結果的に性能が落ちてくるそうです。これからタイヤ交換をしようと思っている方はぜひ参考にしてください。ちなみにNTレンタカーは順次、スタッドレスタイヤに換装中です。冬でも安心してご利用いただけます!

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